2011年3月6日日曜日

それが君であればと(2008/07/13 17:50:29)

むか~~~しNHKで放映したアニメ―ション「マルコ・ポーロの冒険」の挿入歌のカセットテープを探索したのだが、見つからなかったので、叔父に手元にあるかどうか尋ねていました。
あるにはあったが、LPなのであった。
何年ぶりで目にするのだろう、レコードなんて。
 
CDに入れなおしたものを聴くと、プツプツと針の音が入っていてえらくアナクロな気分。懐かしい~!!!
ずっと脳内限定で聞いていた曲たちなので、覚えていた歌詞とはだいぶ違った。
というか、それが1番ではなくて2番や3番だったりした。
 
  大空から見れば夢を追いかける人間が何より素晴らしいものだろう
 
これは「大空から見れば」の3番だった。
 
  いつの日か旅する者よこの足跡を見る時あるいはそれを踏む時・・・
 
これも「いつの日か旅する者よ」の3番だった。
 
きちんと順番どおりに覚えていたのは「誰でもいいから」だけだったなあ。
 
  「何もかもこれまでのことが無意味に思えてくる時」 これが1番
  「自分から挑んだはずの戦を投げだしたい時」 これが2番
  「今すぐに泣き出しそうな弱虫許されたい時」 これが3番
 
こんなふうに印象的な歌詞があって、「誰でもいいからただそばにいて欲しい」という。
「誰でもいいから」なんて言いつつ、最後に「それが君であればと」ですって。
 
私はねえ、それほど孤独だったり自暴自棄になったりすることがあるわけではないの。
そしてそのとき慰めてほしいのが特にこの人ならっていうのがあるわけでもないの。
いつも割と思いがけない人から優しくしていただいて癒しが与えられる。感謝したい。
 
上のようなことを書いていながらではあるが。
数年前、とある訴訟で、私に言わせれば全く理解不能な、理不尽な判決が下されて、しかも上訴しても今の情勢のままでは裁判所の判断が覆る可能性があまりないのではないかと思われたとき、「日本ってもうだめなんじゃないか」と思って、それはひどく落ち込んだのでした。
で、どうしたのかというと、顔を合わせたことのないWEB上の知り合いに「今すぐに泣き出しそうな弱虫許されたい時」の心境を吐露したのでした。
その人の励ましによってかなり持ち直してきたのですが、数週間前の所謂「生存権訴訟」の東京地裁の判決では、また、「日本ってもうだめなんじゃないか」と思えるような事態だし。
(私が最初にそんな風な思いをしたのは1988年の6月1日で、これが初めてでもなく、おそらく最後でもないのだろう)
 
現実問題、そばにいてほしいのは「誰でもいいから」というわけにはいかないのだよな。

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