レニー・リーフェンシュタールの「オリンピア」を観ての感想。
といっても、あの卓越した映像美・カメラアングル等々についての絶賛云々よりは、昔のオリンピックの映像を観ての驚きの数々。
・棒高跳び 当時の記録は3メートルちょっとなのだけれど、跳んでバーを越え、落ちてくると・・・下はマットではなくて砂場。きゃあ、痛そう。でも選手たちはたいして「痛んでいる」様子もなく平然として立ち上がります。
・全部屋外でやっている。器械体操も青空の下、観客がびっしり入った大きなスタジアムの中、幅跳び・高跳びのようにフィールド内に鞍馬だのつり輪だのを持ち込んで演技。床もそこでやっているぞ。オーロラヴィジョンもなかった当時、あれでは観客からは殆ど見えなかったのではないか。
・床体操(男子)は宙返りなどよりバランス系の技が主体。観ていて美しいと思う。
・当時の人気種目は十種競技や近代五種等軍人さん選手主体の種目。射撃なんかは軍服を着てやっています。確かに見ているとなかなかおもしろいですね。今でも射撃の的は人間の姿をしているのでしょうか?
といったところですが、馬術の場面で騎手が落馬すると、観客(会場のではなく、映画を見ている観客)がいちいち笑うのが私には解せなかった。別におかしくないじゃないか。競技をしていればそりゃ馬から落ちることもあるでしょ。
北京オリンピックはあんまり観ていないです。
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