「モスクワを歩く」、黒田先生はTV講座の講師をなさっていた時も、この歌を取り上げていましたね。
私もこの歌、この映画、大好き。
古き良き、トルペド・モスクワ(今日こそ)でもちょっとこの映画に触れましたが、とにかく好きで、何度でも繰り返して観たいので、DVDが欲しい・・・。
この映画でミハルコフが演ずるのは地下鉄を掘っているガテン系の労働者コーリャ。夜勤明けなのに、ゆっくり寝ていられない。可哀そうに。
コーリャを含め町の人、モスクワだけではなく、シベリアの町から出てきたヴォロージャも、「働きながら文化的な生活を楽しむ」という、ソ連的な生活を、この映画が見せてくれる。実にみずみずしく、魅力的に。
(実際の生活はもっと大変だったのだろうけど。)
今観ると、すっごくノスタルジーを感じる。
コーリャとヴォロージャが恋するアリョーナ(ガリーナ・ポリスキーフ)は、「私は二十歳」のアーニャ(映画出演はこの一作のみのマリアンナ・ヴェルチンスカヤ)や「七月の雨」(邦題「夕立ち」)のエヴゲーニャ・ウラロワにかなり似ている。もうちょっと大人な雰囲気だけど。
ラストもとってもいい。今じゃ考えられないよね、「ちょっとそこのお兄さん」と怖めのお姉さん(駅のエスカレーター係員)に呼び止められ、何事かと思うと・・・。
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