2011年3月6日日曜日

古き良き、トルペド・モスクワ(2008/08/01 23:15:41)

さて、その「footballista」のことです。
これ、初めて買ったのだけれど、普通は定価280円らしいのですが、8月6日号は特別定価ということで310円でした。
表紙はアンドレイ・アルシャーヴィン footballista 特集は「辺境?無名?弱小?マイナーリーグとは何か」
 
ここで<マイナーリーグ>と呼ばれているのは、<メジャーリーグ>(おそらくリーガ・エスパニョーラ、セリエA,プレミアリーグあたり)の周辺に存在し、人材の供給源ともなり得る、日本ではあまり関心を持たれず、無名とされてきた国々のサッカーリーグのことを指しているようで、実質的にはロシア・サッカーを中心に語られています。
 
ユーロ2008でロシアが大健闘してベスト4になり、日本のサッカー雑誌が次々にロシアのことを取り上げはしました。
「週刊サッカーマガジン」7月15日号の特集「日本代表よ、EUROに学べ!~LESSON(1) 日本代表よ、ロシアに学べ!」で、走りとおすサッカーを取り上げていたのなんか、それはそうですね、と思って読んだものだけど、全体的には 「え~、<超新星>はないでしょ、アルシャーヴィンのことを!もう27歳なのに(トルビンスキーのことだったらそういう言い方でも許すが)」みたいな、今更感が強かったですね。
 
この「footballista」、紙質はざらざら、字がやたらちっちゃい!読み易さなんか二の次です。
でも、このちっちゃい字面の文章はなかなか充実しています。
ユーラシアブックレット『ロシア・サッカー物語』著者の大平陽一さんをはじめ、長束恭行さん、宇都宮徹壱さんらが執筆。
ですから、もしまだ目を通していな方は、是非とも本屋さんに行って、あるいはWEB上で注文して、お手に取ってくださいませ。
 
木村浩嗣編集長の書く、<マイナーリーグ>という位置づけ、「開かれる「鉄のカーテン」」などというロシアについての表現など、少々首を傾げる部分もありますが(上で挙げたように、アルシャーヴィンやアキンフェーエフをこの春になって「発見」したような人ではないだけに、ある意味説得的な主張があることは承知するのだけれど、やっぱりなあ・・・「上下関係じゃないでしょ」という思いが去らない私なのです)。
 
あれ。それで私はロシアのサッカーのことでも、この項ではとりわけズィリャノフが長く在籍していたトルペド・モスクワのことを書きたかったのですが、なかなかそこまで行きつかないな。
 
その前に、若干の疑問点。
・すみません。どうして「footballista」にふりがなをふると、「フットバリスタ」ではなくて「フットボリスタ」になるの?(何語ですか?)
・12~13ページのパヴリュチェンコのインタビュー記事で、パヴリュチェンコの発言が一部ロシア語で表記されているけれど、
※Когда температура минус двадцать зимой нельзя играть футболь
→нельзя играть в футбол.ではないかしら??
※До когда тогда приговорили "вы не нуден" Я хочу играть в этом команде
→вы не нудны又はты не нуден
→я(小文字)     ではないかしら??
パヴリュチェンコがこういう話し方(変則的なロシア語?)をするのかしら。彼、ウクライナ系とはいえ、ロシアで生まれ育った、スパルターク一筋の選手なのに?
インタヴュアーはウラジミール・ノヴァクさんという方。お名前から察するに、チェコ人かチェコ系の人のよう。
 
どなたか教えてくださいませんでしょうか?
 

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