2011年3月5日土曜日

『まほうの馬』・『町からきた少女』(2008/01/14 17:36:32)

高杉一郎さんが亡くなられていたことを今頃知った。99歳。大往生だと言えるのだろうが、でも残念でならない。
素敵な本をありがとうございました。
『まほうの馬』・・・ラチョフの絵がすてき!!!

 
『町からきた少女』・・・都会っ子のワーリャやお転婆のタイスカもいいが、大人に言われたままにしか行動できないグルーシャも割と可愛いと思う。
matikara
私の宝物です。
『極光のかげに』『スターリン体験』『往きて還りし兵の記憶』のシベリア抑留体験3部作、『トムは真夜中の庭で』『ふしぎの国のアリス』などのイギリス児童文学翻訳などで有名なのでしょうが、私にとってはロシア児童文学訳者でした。
今、『まほうの馬』を読みなおしてみたら、あとがきにこんなことが書いてありました。
「あのときのおかっぱ頭の少女が(※)、もう、あとからやってくる日本の少年少女たちにロシア民話の贈り物をするようになったのかと思うと、ふしぎな気もします。小さいときに民話や童話をたくさん食べてそだった子どもは、ひと一倍はやく成長するのかもしれません。」
※現在、日本のロシア児童文学界で大活躍の田中泰子さん。『まほうの馬』共訳者でもいらっしゃいます。
こんなふうに優しく素敵な日本語でロシアのお話を紹介された私たちは幸せでした。
 

※この投稿には、まるこさんという方からコメントをいただいていました。

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