2011年3月6日日曜日

「赤の楔でオレンジを打て!」(2008/06/22 0:54:44)

今日はとっても大事な一戦が。
オランダ人フース・ヒディンク監督率いるロシア代表は、監督の母国オランダとの試合。
今大会のオランダはとにかく絶好調。
ルーベンス、レンブラント、フェルメール・・・・・巨匠輩出の大国オランダに対し、ロシアは若さと勢い。カンディンスキーだ!ゴンチャローヴァだ!シャガールだ!(ベラルーシ生まれだが)ブリリューク(→日本→アメリカに亡命したけど)、プーニ(フランスに行ってしまったけど)、ピロスマニ(グルジア人だけど)、マレーヴィチだっているぞ!「アエリータ」のアレクサンドラ・エクステルのぶっ飛びぶりを見よ!!
21日土曜日、まずは「青春のロシア・アヴァンギャルド~シャガールからマレーヴィチまで・モスクワ市近代美術館所蔵」の初日に行ってきました。
初日の先着200名様にはこんなプレゼントが.。 ロシアアヴァンギャルド A4サイズのクリアファイルです。
とにかく、ロシア革命前後の、ロシア・ソ連の芸術の盛り上がりは凄かった。それまで糧としてきた西欧の峰々を一気に登り切り、天空への飛翔を遂げる、といったことが、文学でも、詩の世界でも、バレエでも、演劇でも、美術でも、起こったのでした。
なので、この展覧会も、時代の熱気がむんむんと伝わってきます。
ピロスマニの10枚の絵の並んだ空間に立つと、感動のあまりずっとずっと立ちつくしていたいとの思いにかられます。
絵を観た後も、いろいろグッズ(一筆箋とか)を買いました。 
ロシアアヴァンギャルド2

会場に、ファンニステルローイのレプリカユニを着たおじさんがいたのですが、今日に限っては許し難いなあ・・・。
オランダに対しては十分にリスペクトしているのですが、ロシアのアヴァンギャルドの画家たちがオランダをはじめとする巨匠たちに対し「社会の趣味への平手打ち」だとして殴りこみをかけるようにして、過去の世界へと追いやった、そんな風なことが、今夜サッカー界でも、起こってくれないかしら。なんてね。
そのあと、同じく渋谷で、たばこと塩の博物館に行って講演会を聴き(部屋が異常に寒かった)、そのあと日本橋三越で「赤毛のアン」展を観て、浅草線で品川に出て、プリマ☆ステラの「ドラマティックラブコンサート」という、なかなか忙しい一日でした(コンサートについては別項に書く予定)が、本日最大の用事はこれからなのですね。
ロシア・オランダ決戦ですよ。
規範の破壊者、我がロシア・アヴァンギャルドの若者たち、オランダ趣味への平手打ち!赤の楔でオレンジを打て!

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