2011年3月5日土曜日

老いも若きも(2008/02/28 23:30:54)

なんと母が、母までが、「『カラマーゾフ』を読みたい」と言い出した。
NHKの「悲劇のロシア」。今週になって初めて見たのですが、傍らで見ていた母曰く、「・・・で、どうしてこれが悲劇のロシアなの?」さあ、どうしてなのでしょうね。
この番組を最初見た時は、え?このアニメーション、誰?とちょっと関心を持ったのですが、続けてみると結構不気味。特に今回はカラマーゾフだったので、う~む、ドミトリーもイワンもこんなイメージじゃないわい!と思ってしまった。アリョーシャはどうでもいいです。あと、最後に亀山先生が本を持って階段を昇っていくシーンは、やっぱりちょっと変。
母のために、図書館に行って借りてこようとしたら、私のいちおしの江川卓先生訳(集英社)は所蔵していなくて、原卓也先生の新潮文庫は1が貸し出し中。最初からあるのは、格調高い米川正夫先生訳の岩波文庫と小沼文彦先生訳(筑摩書房)だったので、両方借りてきて渡しました。母はその2冊の冒頭部分を読み比べた結果、米川訳を読むことにしたようです(「読みやすくはない」と文句は言っていた)。実のところ、米川訳にしたのは文庫なので持ち運びに便利だからだと思います。
ちなみに『「カラマーゾフ兄弟」の翻訳をめぐって』は、母の伝手で入手しました。母も「やはり元の本を読んておかないと」という気になったようです。

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