黒田龍之助先生は、TV講座の時はいつもにこにこ優しそうだった。
でも、実際には結構厳しいことをいうのですよ。
「それであってるよ、ブルガリア語ならね。でも、ロシア語だったら格変化させましょう。前置詞сの後にくるのは何格ですか?」
という感じ。
あと、テストが好き。
好きというのではないけれど、私たちがいくら嫌だ嫌だと言ってもやりました。
あるときのテストは、文章が6つくらい並べられていて、「そのうちのロシア語はどれ?」というもの。
それはよく見ればわかります。
チェコ語やポーランド語はラテン文字、ウクライナ語やベラルーシ語にはロシア語では使わない文字がある。
紛らわしいのがブルガリア語だけど、
先生「どこで違うとわかりましtか?」
生徒1「トヴョールドゥイ・ズナーク(ъ)が子音と子音の間にあったりしています。」
先生「それから?」
生徒2「前置詞сの後がСофияと生格の形になっていません。」(←この点は、私は気がつかなかった)
こんな風です。
このときの文章、ロシア語は確か『罪と罰』の冒頭でした。
私があてられたのはチェコ語だったと思うけど、それが『星の王子さま』の冒頭部分でした。(もちろんわかったもんね!)
東洋書店からこんな本が刊行され、そんな黒田先生の授業を思い出しました。
あのときの授業で、
・ブルガリア語のъは母音だということ
・ブルガリア語はあまり格変化しないということ(そのときは「私向きの言語なのでは?」と思った)
を知りました。
しかし、この本、ついつい、日本語の方ばかり読み進めてしまうのですが・・・。
※yumeniさんからコメントをいただいていました。
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