「モスクワの大衆紙モスコフスキー・コレスポンデント」なんて、所謂「サン」や「デイリー・ミラ」みたいなというか、東スポみたいなというか。
そこが報じた「プーチン大統領再婚」のネタを真に受ける人がいようとは思わなかった。
が、いたのですね。
ずっと前に、とある刑事事件がらみで、職場に東スポの記者が取材しにきたことがあります。
某上司のことを張っていて、職場を出たところ、突撃インタビューを試みていました。
(上司は全く相手にしなかった。)
私はそれまで東スポっていうのは全然取材なんてしないで、机の上だけでああいう記事をつくっているのだと思っていたので、実際に取材に来たことにびっくりしました。
「東スポの記者も取材をするのか!」と。
且つ、実際に取材をしていながら、どうしてああも全然事実と違うことが書けるのかということにも驚きましたが。
それから、そのときうちに取材に来たのは東スポの記者だけだったので、他の記者たちはどうやって記事を書いているのやら?と非常に疑わしい気持にもなりました。
(他の場所で取材活動をしていたのかもしれませんが。)
そのときのことを自分なりに解釈した結果、「東スポの記事に関しては、ネタのおもしろさを追求するものであって、誰も真実なんか期待していないのだから、そういうお約束が成立している限り、それはそれでいいのだろう」という結論に達したのでした。
他国の大衆紙にもいろいろなレベル・ジャンルがありますが、どうも一様に「東スポみたいな」ものの需要はあるようで、そこの書かれていることを真に受けることがあほらしい、そういう新聞はどこにでもあるのだということも理解するようになりました。
まあ、実際にキオスクで売られている実物を見れば、どういうものなのか、大概予想できるのですけれどね。
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