2011年3月5日土曜日

煌めくチェコ文学(2008/05/17 9:47:26)

『あまりにも騒がしい孤独』ボフミル・フラバル。フラバル
この人、映画「つながれたヒバリ」の原作者。
おとなりブログのリストでも書いたが、ある種の人々にとっては容赦せずに弾圧を加えてやりたくなるだろうグロテスクな描写を交えながら、何という、何という、美しさだろうか・・・。
これも映画化されるのか?と思ったら、すでにされているのでした。監督はイジー・メンツルじゃないか。
 
アカデミー賞外国語映画賞受賞作の「厳重に監視された列車」も、フラバル&メンツルなのでした。
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この作品、タイトルからは想像できない、凄みのある映画だった。
適当に笑わせながら、最後の5分であっと言わせる。
スコアレスドローかと思っていた試合で、ロスタイムにコーナーキック→ボレーシュートがゴール右下に決まる、みたいな。
 
今年のEUフィルムデーズにチェコ作品はないのですが、「僕はイギリス国王の給仕をした」なんかやってくれればよかったのになあ。
(しかし、このタイトル、アラノヴィチの「私はスターリンのボディガードだった」を思い出します。)
 

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