ロシア語万年ビギナーの私にとって、性・数・格といった文法の初歩についての解説は、何度でも立ち返ってみなければならない事項。
ロシアのスポーツ記事が、日本のスポーツ新聞の記事よりかはもう少し文学的だったりするせいもあるが(本歌取りをしていることも多いが、こちらに文学の素養がないので、素通りしていることが多い)、何度でも同じようなことで文法書を読み直す。
私が使っているのは主に下の2冊。
・『ロシア語文法の基礎』木村彰一著白水社
・『必携ロシア語変化総まとめ』レシュカ、ベセリー著白水社
木村先生のは表紙(Amazonでは画像が出ませんが)の写真(モスクワ国立大学)から<モスクワ本>と言い慣わされてきた(黒田龍之助先生談)、コンパクトながらきっちりまとまった教科書で、例文がおそろしくソヴィエトチックなのが魅力です。(でも、さすがに2000年に改訂されているのですね。どう変わったのかしら?)
レシュカ&ベゼリーのはチェコ人の大先生が著した単語の格変化・活用を解説したもの。訳した千野先生が多少配慮されたものの、出てくる単語がやはり微妙にチェコっぽいところが好き。
この本は、実は黒田先生に習い始めた頃に、先生から買い求めたのです。
黒田先生が授業の場に「かみさん(金指久美子先生←この本の共訳者でいらっしゃる)に言われて」とお持ちになったので、そして「よくできている」と推薦もされたので、そして著者割りでいくらか負けていただいたので、購入しました。
・・・とはいうものの、その当時は開いてみてもどうやって使ったらいいのかよくわからず、使いこなせていませんでした。
この本の便利さを実感するようになったのは、自分でサッカーの記事を読んで、いろいろ確認しようという、そういう作業の中でです。
あ、そうか、と納得、あ、この単語も!とか。
なので、私の書く解説は、この本に似てしまっているかもしれません。
でもそろそろ『現代ロシア語文法』を買ってみようかと思っています。
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